抵抗なしコードを使うとしたら、どんな前提が必要か

ここまで読んで

じゃあ、抵抗なしのコードって
使ってもいいの?
使うなら、何に気をつければいいの?

と感じた方も多いと思います。

結論から言えば――
「抵抗なし=危険」ではありません。
ただし、いくつかの前提条件を理解している必要があります。

前提①「雷リスク」を自分で判断できること

これは最重要です。
この記事では二度目の話ですが

抵抗の有無に関わらず
雷は別次元の危険です。

  • 雷注意報が出ている

  • 天候が不安定

  • 夏場の夕立シーズン

このような状況では
抵抗なしコードは使わない
(そもそも屋内アーシング自体を中止する)

という判断が
自分で即座にできることが前提になります。

「付けっぱなしで忘れてしまう」
この状態が一番危険です。

前提② 抵抗値の大小を「数字の感覚」で理解していること

この記事で長々と書いてきた理由が、ここにあります。

  • 100kΩ

  • 1MΩ

  • 抵抗なし(ほぼ0Ω)

この違いを

「大きい/小さい」
「多い/少ない」

という感覚のズレた言葉ではなく

  • 電流の流れやすさ

  • 目的(ESDか、アーシングか)

として理解できていること。

これができていない状態で
抵抗なしコードを使うのは
地図なしで山に入るようなものです。

前提③ 使用環境を自分で把握していること

抵抗なしコードは

  • どこにつないでいるのか

  • そのアースは何とつながっているのか

把握できている人向けです。

たとえば

  • アース端子の正体が分からない

  • 水道管かどうか曖昧

  • 建物の接地状況が不明

この状態では
抵抗なしを選ぶメリットより
リスクの方が先に立ちます

前提④「効果が強い=正解」ではないと理解していること

これは意外と大事なポイントです。

抵抗なしコードを使えば

  • 電位差はよりダイレクトに逃げやすい

  • 体感が強くなることもある

しかしそれは

  • その人の体質

  • 生活環境

  • 使用時間

によって、向き・不向きが分かれます

「強く感じる=良い」
「弱い=効果がない」

という発想を捨てられることも
抵抗なしを扱う前提条件のひとつです。

だから「初心者には抵抗入り」なのです

ここまでの前提をまとめると

抵抗なしコードは
✔ 危険だからダメ
ではなく
✔ 判断できる人向け

という位置づけになります。

一方、抵抗入りコードは、

  • 雷リスクを意識しやすい

  • 数値の誤解を起こしにくい

  • まず体験する入口として安心

という意味で
非常によく設計された“導入用”です。


今回の記事は
私自身とても苦手な「抵抗」の話でした。

ですが
アーシング製品や自作アーシングをご家族や知人に紹介する際には、
ぜひこの【ちょっとややこしい抵抗の話】
も一緒にシェアしていただけたら嬉しいです。

なお、冒頭で触れた

抵抗はどれくらいの単位がちょうどいいのか?

このテーマについては、長くなりますので
また別の記事で掘り下げる予定です。

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