アーシングでミトコンドリアの活性酸素が33%減少?2025年最新論文を解説
2025年に発表された「ミトコンドリアをアースした論文」とは?
地球に素足で触れる「アーシング(接地)」。
近年は健康習慣として注目されていますが
「本当に身体の中で何が起きているの?」
という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
これまでのアーシング研究では、睡眠や炎症との関係が報告されてきました。しかし、その多くは人体レベルの研究であり、細胞の中で何が起きているのかはよく分かっていませんでした。
そんな中、2025年に発表された興味深い論文があります。
※FEBS Open Bio掲載の最新研究をもとに解説しています。
研究者たちはなんと、人間ではなくミトコンドリアそのものをアースする実験を行ったのです。
その結果
– ATP(エネルギー産生)が増加
– 活性酸素(ROS)が減少
という変化が確認されました。
今回は、この最新論文を初心者向けにわかりやすく解説していきます。
ミトコンドリアとは?
ミトコンドリアは細胞の中にある「発電所」のような存在です。
私たちが
- 歩く
- 考える
- 呼吸する
- 体を修復する
ためのエネルギーを作っています。
もしミトコンドリアがなければ、人間は生きていけません。
今回の研究で行われたこと
今回の研究では、マウスの肝臓から取り出したミトコンドリアを使用しました。
つまり
- 人体実験ではない
- 動物実験でもない
- ミトコンドリア単体の実験
です。
研究者たちは
- 接地したミトコンドリア
- 接地していないミトコンドリア
を比較しました。
非常にシンプルな実験ですが、アーシング研究としては珍しいアプローチです。
実験で確認された3つの変化
ミトコンドリアの電気状態が変化した
研究では、接地したミトコンドリアの電気的な状態が少し変化しました。
一見すると地味な結果ですが、研究者たちはここを重要視しています。
なぜならミトコンドリアは、電気的な仕組みを利用してエネルギーを作っているからです。
エネルギー産生(ATP)が増えた
接地したミトコンドリアでは、ATP産生が約5〜11%増加しました。
ATPとは、人体のエネルギー通貨とも呼ばれる物質です。
車で例えるなら
- 同じガソリン量で
- 少し長く走れる
ようになった状態です。
劇的な変化ではありませんが、興味深い結果です。
活性酸素(ROS)が22〜33%減少した
今回の研究で最も注目されたのがここです。
活性酸素は、細胞活動で自然に発生する物質です。
必要な役割もありますが、多すぎると細胞への負担になります。
今回の実験では、活性酸素が約22〜33%減少
しました。
実はATP増加よりも、こちらの変化の方が大きかったのです。
著者が本当に伝えたかったこと
論文を読むと
「ATPが増えた」
よりも、
「活性酸素が減った」
ことを重視しているように見えます。
研究者たちは
接地
↓
電気状態が変化
↓
活性酸素が減少
↓
エネルギー効率が改善
という可能性を考えています。
つまり、ミトコンドリアが頑張った
というより、ミトコンドリアの無駄が減った
というイメージです。
この論文が面白い理由
この研究は単なるアーシング研究ではありません。
読んでいて感じたのは
「そういう見方があったのか」
と思わせてくれる点です。
ミトコンドリアは発電機なのかもしれない
私たちは普段
- 栄養
- ビタミン
- ミネラル
ばかりを気にします。
しかしミトコンドリアは、実は非常に電気的な仕組みで動いています。
すると、健康は栄養だけでは説明できないのでは?
という新しい視点が生まれます。
活性酸素は「漏電」なのかもしれない
活性酸素は悪者扱いされがちです。
しかし今回の論文では、
ミトコンドリアの効率が悪いと増えるもの
という見方もできます。
車の黒煙のようなイメージです。
地球との接触を私たちは忘れていたのかもしれない
昔の人は
- 裸足
- 草履
- わらじ
で生活していました。
しかし現代人は
- スニーカー
- ゴム底
- 室内生活
が当たり前です。
もちろん、この違いが健康に影響するかはまだ分かりません。
それでも、
地面との接触という視点
を改めて考えさせられる研究です。
隊長が興味を持ったポイント
私は普段
- 室内アーシング
- PC作業中のアーシング
- ESDリストバンド活用
などを楽しんでいます。
正直なところ、
「気持ちが良いから続けている」という部分もありました。
しかし今回の論文を読むと
ミトコンドリアという視点から見ると何か起きている可能性もあるのかもしれない
と感じました。
もちろん、まだ仮説段階ですが非常に興味深いところです。
この論文の弱点と注意点
ここは重要です。
この研究だけでアーシングは健康に良い
と断定することはできません。
理由は3つあります。
人体実験ではない
ミトコンドリア単体の研究です。
人間で同じ結果になるとはまだ分かりません。
サンプル数が少ない
予備研究に近い規模です。
今後の再現研究が必要です。
仕組みはまだ仮説段階
変化は確認されました。
しかし
なぜ変化したのか
は完全には解明されていません。
この論文が投げかける10の問い
この論文を読むと、次のような疑問が浮かびます。
- 本当に人間でも同じ現象が起きるのだろうか?
- 活性酸素は悪者ではなく漏電のサインなのだろうか?
- ミトコンドリアは化学工場ではなく発電機なのだろうか?
- 健康は栄養学だけで説明できるのだろうか?
- 昔の人と現代人の違いは食事より地面との接触量なのだろうか?
- ゴム底の靴は身体にどんな影響を与えているのだろうか?
- アーシングの本質は電子を受け取ることなのだろうか?
- それとも余分な電荷を逃がすことなのだろうか?
- これまでのミトコンドリア研究には見落としがあったのだろうか?
- 私たちは地球とのつながりを忘れていただけなのだろうか?
この研究は答えを出したというより
新しい問いを生み出した研究
なのかもしれません。
まとめ
今回の論文は、アーシングの決定打となる研究ではありません。
しかし
- ATPが少し増えた
- 活性酸素が大きく減った
- ミトコンドリア効率が改善した可能性が示された
という点で非常に興味深い内容でした。
特に印象的だったのは
「アーシングでパワーアップする」
ではなく
「ミトコンドリアの無駄が減るかもしれない」
という視点です。
私たちは普段
食事や運動についてはよく考えます。
しかし
地球との電気的なつながり
について考える機会はほとんどありません。
この研究が正しいかどうかは、今後の追試を待つ必要があります。
それでも
「健康を考える上で、こんな見方もあるのか」
と思わせてくれる非常に面白い論文でした。
そして隊長としては、今日もPC作業中にアース線をつなぎながら、今後の研究の進展を楽しみに見守っていきたいと思います。

(何で足の甲やねん!)
【出典論文】
Giulivi C, Kotz R.
Earthing effects on mitochondrial function: ATP production and ROS generation.
FEBS Open Bio. 2025 Sep;15(9):1459-1470.
DOI: 10.1002/2211-5463.70062
原著論文:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40512656/